撮影現場のダリオ・アルジェントの画像を中心にご紹介します |
まず、アルジェント作品の中でも評価の高い「サスペリア2」(PROFONDO ROSSO)のスナップを3枚。まず、映画の冒頭の講演会のシーンです。超能力者のヘルガ・ウルマンの後ろにアルジェントがいます。冒頭から独特の恐怖感があります。深紅の色調に彩られた講演会は事件の起こる前触れを感じさせます。そしてラストの印象的なエレベーターのシーン。このアイディアはすごいの一言でしょう。そして、デビッド・ヘミングスとクララ・カラマーイの間にいるアルジェントのこの表情をご覧ください。ここで、カラー写真を4枚。マークとカルロが出会う広場のアルジェントと、同じく、カメラの前で打ち合わせをするアルジェントです。そして、幽霊屋敷に塗り込められた死体とアルジェント、クララ・カラマーイとアルジェントです。
次にこれもまた代表作といえる「サスペリア」から3枚をご紹介します。まず、映画史上に残るであろう好調なオープニング。ドイツの空港のシーンです。冒頭の空港では何も事件が起こるわけではないのですが、この緊張感は何なのでしょう。有名な首つりのシーンを演出中のアルジェントです。もう一枚、首つりのシーン2です。そして魔女とアルジェントです。
さて、魔女ものの第2作目、「インフェルノ」です。この映画は全体がおとぎ話的な雰囲気に包まれています。例えば、図書館の地下に何故か錬金術師の部屋があったりします。これが、図書館の地下室のシーンですが、このような非現実的な世界がこの映画の魅力なのです。 サッシャ・ピトエフが演じるカザニアンが営む古物商のシーンを演出中のダリオ・アルジェントが、これです。こうしてみると非常にクラシカルな雰囲気が漂っています。
ところで、アルジェントの「サスペリア」と「インフェルノ」は建物自体が重要な役割を演じています。「サスペリア」の赤い色をした学校も「インフェルノ」のアパートもいいですね。そこで、インフェルノの館の前のダリオ・アルジェント(右)と父サルバトーレ・アルジェント(中央)、ランベルト・バーバ(左)の三人です。サルバトーレ・アルジェントはこの映画の製作者でもあります。
次に音楽学校にいた不思議な女学生。猫を抱いたこの女性に主人公のマークは魅せられてしまい、彼女の後を追いかけます。アニア・ピエロニが演じていたこの女性はメーター・ラクリマルムなのでしょうか。映画でははっきりと示していません。アニア・ピエロニはこのあと「シャドー」でも万引き常習犯のエルザ・マンニの役を好演しています。そして、非業の死を迎えるエレオノラ・ジョルジのスナップです。
次は、「フェノミナ」から面白いショットです。ドナルド・プレザンス、チンパンジーのタンガとアルジェントです。ドナルド・プレザンスもすごい表情をしていますが、チンパンジーに演技指導するアルジェントもなかなかです。そして、「フェノミナ」といえば、ジェニファー・コネリーです。この髪のなびくジェニファーはいいですね。そして冒頭のフィオーレ・アルジェントとダリオ・アルジェントです。フェノミナにはデモンズ3の監督ミケーレ・ソアビも出演しています。左の刑事がミケーレ・ソアビです。
「オペラ座/血の喝采」。これはとにかく見てください。(オペラ座/血の喝采を演出中のダリオ・アルジェント)
映画のスナップはこれぐらいにして、今回はグッズ関係を少しだけご紹介します。
まず、イギリスにおけるサスペリアのプレス試写会のチケットです。ロンドンの試写はなんと夜の11時15分から開始されたのでした。「開映後の入場はお断り」
カンヌ映画祭でのアルジェントと映画監督ウイリアム・ラスティグです。
いまは、関係が悪化してしまったらしいランベルト・バーバとダリオ・アルジェントです。デモンズの公開当時はアルジェントの制作ということで話題を集めましたが、アルジェントの描く世界とは明らかに異質だというのも事実で、評価の分かれるところでしょう。「デモンズ」には劇場のもぎり嬢の役で「サスペリア2」のあの不気味な少女(ニコレッタ・エルミ)が出演しています。もう少女ではなくなっていますが。そして、盟友ルイジ・コッツイです。
ランベルト・バーヴァの話が出たところで、これが彼の来日時に書いてもらったランベルト・バーバのサインです。
と、くれば最後にダリオ・アルジェントのサインもご紹介いないわけにはいかないですね。これがダリオ・アルジェントのサインです。これは第1回東京国際ファンタスティック映画祭で「フェノミナ」がオープニング上映された際にダリオ・アルジェントに書いてもらったものです。 |