このページは国外で制作されたポスター、ロビーカードなどを中心に構成しています。 ダリオ・アルジェントの描く夜の風景は魅力的だ。 「インフェルノ」にでてくるこの夜景を見てみよう。誰もいない街にライトアップされたゴシック調の館が美しい。こんなわずかなショットが見る者の心を捉えて離さない。光と影のコントラストは見事というほかはない。 「インフェルノ」のロビーカードです。1枚目が英国版、2、3枚目がスペイン版、残りがイタリア版。 「インフェルノ」と同じく、映画の色彩を最大限に利用した作品には「サスペリア」があげられる。光と影の効果を徹底的に追求したシーンは ダニエルが殺害される広場の場面だろう。アルジェント作品は殺人シーンの華麗さが必要以上に強調されることが多いが、多くのアルジェントファンにとっては、彼の作品の魅力はむしろこうした風景などの表現の素晴らしさではないだろうか。 オペラ座の怪人のスチール。 |