ダリオ・アルジェント作品のスタッフを紹介しています。ファミリーネームのアルファベット順。
ロマノ・アルバニ Romano Albani |
インフェルノ、フェノミナの撮影監督。その他の作品に Interdit アンテルディ/禁じられた愛 <未>(84) シシリアン・マフィア/血と復讐の詩 <TVM>(86) テラービジョン <未>(86) トロル <未>(86) ファッシネーター <未>(87) 新・ローマの休日 <TVM>(87) アメリカン・ブライド (89)などがある。 |
クラウディオ・アルジェント Claudio Argento |
ビッグ・ファイブ・デイ 、サスペリア2、サスペリア、ゾンビ、インフェルノ、シャドー、マスターズ・オブ・ホラー/悪夢の狂宴、オペラ座の怪人、スリープレス、スカーレット・ディーバのプロデューサー。ダリオ・アルジェントの弟。1943年9月15日生まれ。大学卒業後、パラマウント映画ローマ支社の宣伝部に勤務後、シネマインターナショナル社へ転職。2年後には社長に就任する。ローマ全域でのアメリカ映画配給を担当しつつ、ダリオ・アルジェントの初監督作「歓びの毒牙」で製作者デビュー。他のプロデュース作品は、子供は何でも知っている。<未>(85) ディスタントライツ/光のエイリアン<未>(87) Nero (92)など。サンタ・サングレ/聖なる血(89)では製作と脚本を手掛けた。 |
ダリオ・アルジェントの父親。「Se tutte le donne del mondo 」(66)、「ゼロ/奪還!最高軍事機密」(68)などのほか、ダリオ・アルジェント監督作品の製作を担当する。 |
ランベルト・バーバ Lamberto Bava |
デモンズ、デモンズ2の監督。インフェルノ、シャドーでは助監督を勤めた。イタリアンホラーの巨匠、マリオ・バーバの息子で、自らも多くのホラー映画の演出を手掛けている。1944年4月3日ローマ生まれ。父マリオ・バーバのもとで1695年から助監督として修行する。1猟奇スリラー「首だけの情事」(1980)で監督デビュー。以降、テレビ局の資本で「キャロルは真夜中に殺される」(1986)「暗闇の殺意」(1986)「デモンズ・キラー/美人モデル猟奇連続殺人」(1987)などの作品を発表。90年代に入ってからはマリオ・バーバの「血ぬられた墓標」のリメイクである「デモンズ5」(1991)や「ボディ・パズル」(1992)を監督している。その後、テレビで若年層向けのドラマ「ファンタギーロ」を手掛け、ファンタジー路線を歩んでいる。他の作品に、死神ジョーズ・戦慄の血しぶき (1984) 地獄の戦士ブラストファイター (1984) グレイブヤード (1987)バンパイア/最後の晩餐 (1988)オウガー (1988)などがある。 |
フランコ・フェリーニ Franco Ferrini |
フェノミナ、デモンズ、デモンズ2、オペラ座/血の喝采、デモンズ3、マスターズ・オブ・ホラー/悪夢の狂宴、トラウマ/鮮血の叫び、スタンダール・シンドローム、スリープレスの原案、脚本を担当した。1944年1月5日イタリア、ラ・スパッツィア生まれ。フェデリコ・フェリーニ監督の実弟。ピサ大学を卒業後、シネクラブでエッセイストとして活躍。76年から脚本を手掛ける。1976年から脚本を書くようになり、80年にアルジェント制作のテレビシリーズ「トルノ・ディ・ノッテ」の脚本に参加した。
その他の作品に、濡れたウィークエンド/女子学生寮半裸惨殺死体の謎 <未>(78) 死体を積んで <未>(82) 類猿人ビンゴ・ボンゴ <未>(82) ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ (84) 心の棘 (86) エトワール (88) デッド・チャンネル (88)Squillo (96)Bocca di rosa (99)など。 白い肌にひそむ罠 <未>(86)では監督も手掛けた。 |
ルチオ・フルチ Lucio Fulci |
肉の蝋人形で脚本を手掛けた。1927年6月17日ローマ生まれ。ジャーナリストをしながら映画実験センターに通い、1948年マルセル・レルビエ監督の「ポンペイ最後の日」で助監督を務めた。その後短編やニュース映画を撮りながら、喜劇のシナリオを書き、1959年の「I Lardi」で監督デビュー。「真昼の用心棒」(1966)などのマカロニ・ウエスタンや史劇、ドラマなどさまざまなジャンルの作品を手掛け、1971年の「幻想殺人」以降はホラー映画に傾倒する。80年、ゾンビ映画の「サンゲリア」を発表。「地獄の門」、「ビヨンド」でも残酷描写に磨きをかけ、スプラッター映画の第一人者としての地位を得た。長く糖尿病に悩まされていたがインシュリン注射を打たずに就寝して1996年3月13日、ローマにて死去。その他の監督作に、奇想天外・泥棒大作戦 (1967)マッキラー (1972)白い牙 (1973)名犬ホワイト/大雪原の死闘 (1974)荒野の処刑 (1975)ルチオ・フルチの ザ・サイキック (1977)新・復讐の用心棒 (1978)ルチオ・フルチの 恐怖!黒猫 (1980)野獣死すべし (1980)墓地裏の家 (1981) マンハッタン・ベイビー (1982)ザ・リッパー (1982)未来帝国ローマ (1983) SFコンクエスト/魔界の制圧 (1984)ルチオ・フルチの マーダロック (1985)怒霊界エニグマ (1988)サンゲリア2 (1988)イノセント・ドール/虜 (1988)悪魔の教団/レッド・モンクス (1988)ルチオ・フルチの ホラー・ハウス (1989) ルチオ・フルチの クロック (1989)ルチオ・フルチの 新デモンズ (1990)ルチオ・フルチの ゴーストキラー (1990)ナイトメア・コンサート (1990)タッチ・オブ・デス/死の感触 <TV>(1990)ヘルクラッシュ!/地獄の霊柩車 (1992)ルチオ・フルチの 地獄の門2 (1992) |
フランコ・ディ・ジャコモ Franco Di Giacomo |
四匹の蝿の撮影監督。その他の撮影作品に、暗殺のオペラ (1969)シシリアの恋人 (1970)別れ (1972)SEX発電 (1975)コリンヌ・クレリー/濡れたダイヤ <未>(1976)ヒッチハイク (1976)サハラクロス (1977)E.T.と警官 <未>(1979)奇跡の生涯/イエス・キリスト <TVM>(1980)監督ミケーレの黄金の夢 (1981)サン★ロレンツォの夜 (1982)悪魔の棲む家PART2 <未>(1982)ジュリオの当惑(とまどい) (1985)愛と哀しみの絆 <TVM>(1986)インクアイリー/審問 (1987)黒い瞳 (1987)イタリア不思議旅 (1988)アフタヌーンティーはベッドで (1991)マルセリーノ・パーネ ヴィーノ (1991)女神がそっと微笑んで (1991)イル・ポスティーノ (1994)などがある。 |
ゴブリン Goblin |
サスペリア2 サスペリア ゾンビ フェノミナ デモンズ3で音楽を担当。 The Goblinsとも表記される。シャドーではSimonetti-Pignatelli-Moranteとして参加。他の作品に テレビシリーズの"Chi?" (76) ローマ麻薬ルート大追跡 <未>(77) Squadra antimafia (78) Solamente nero (1978) ビヨンド・ザ・ダークネス/嗜肉の愛 <未>(78) マーティン<イタリア版のみ>(78) パトリック(78) Squadra antigangsters (79) ジャクリーン・ビセット/抱いて… <未>(79) ヘル・オヴ・ザ・リヴィング・デッド <未>(80) 呪われた修道院 <未>(80) エイリアンドローム <未>(81) セントヘレンズ(81) Il Ras del quartiere(83) スパイ・コネクション<TVM>(87) デモンズ6/最終戦争 <未>(90)など。 |
ルイジ・クベイレル Luigi Kuveiller |
わたしは目撃者 (70)の撮影監督。1926年イタリアのフィウメ(現在のクロアチア、リジェカ)生まれ。他に「セクシーの夜 」(62)、「狂ったバカンス」 (62)、「秘密大戦争」 (65)、「続・殺しのテクニック/人間標的」 (67)、「明日よさらば」 (69)、「性の告白」 (74) 、「悪魔が最後にやってくる」 (77)など。 |
1928年11月10日イタリア、ローマ生まれ。別名レオ・ニコルス。「歓びの毒牙」「わたしは目撃者」「4匹の蝿」「スタンダール・シンドローム」「オペラ座の怪人」といったアルジェント監督作品のほか、「ウエスタン」 (68)、「ギャングスター」 (68)、「五人の軍隊」 (69)などのアルジェント脚本作品の音楽も多い。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」で84年LA批評家協会音楽賞、「ミッション」で86年ゴールデン・グローブ音楽賞を受賞している。その他、「テオレマ 」(68)、「 シシリアン 」(69)、「真昼の死闘」 (69)、「わが青春のフロレンス」 (70)、「夕陽のギャングたち」 (70)、「今のままでいて」(78)、「天国の日々」 (78)、「アンタッチャブル」 (87)、「ニュー・シネマ・パラダイス」 (89)、「ブルワース」 (98)など、名曲は計り知れない。 |
ダルダーノ・サセッティ Dardano Sacchetti |
わたしは目撃者、デモンズ、デモンズ2、デモンズ3の脚本を手掛ける。別名デヴィッド・パーカー・Jr。1944年6月27日生まれ。他の作品に 血みどろの入江 <未>(70) ザ・ショック (76) ルチオ・フルチの ザ・サイキック <未>(77) 特殊警察部隊スタント・スクォード <未>(77)サンゲリア(79)ビヨンド <未>(80) 地獄の謝肉祭 (80) 地獄の門 <未>(80) 戦場の謝肉祭 <未>(81) 墓地裏の家 <未>(81) ザ・リッパー <未>(82) ブロンクス・ウォリアーズ/1990年の戦士 <未>(82) マンハッタン・ベイビー <未>(82) サンダー<未>(83) マッドライダー (83) 死霊の暗殺/エトルスカン <未>(83) 未来帝国ローマ <未>(83) ダーティ・マグナム'87/デッドリー・インパクト<未>(84) 死神ジョーズ・戦慄の血しぶき <未>(84) サバイバル・ショット/恐怖からの脱出 <未 >(85) 怒りのサンダー/逆襲のバーニング・ファイア <未>(85) キャロルは真夜中に殺される <未>(86) ブラディ・キャンプ/皆殺しの森 <未>(86) 暗闇の殺意 <未>(86) グレイブヤード <未>(87)アンティル・デス(87) デルタ・フォース・コマンド (87) ベレッタの女/最後の誘惑 (87) エンジェル・ミッション/戦場のショーガール (88) オウガー <未>(88) バイ・バイ・ベトナム (88) バンパイア/最後の晩餐 (88) 地獄のファイター2/怒りの戦士 <未>(88) 怒りのサンダー/最後の決戦 (88) アフガン・フォース/戦場の黙示録 (89) カラテ・キッド/激闘編 <未>(89) 電脳戦士サイ・ウォーリアー <未>(89) 地獄の女スナイパー (92) ラットマン <未>(93)など。キラー・クロコダイル <未>(88) Sick-o-pathics (96)では脚本のほか、出演もしている。 |
セルジオ・スティバレッティ Sergio Stivaletti |
肉の蝋人形の監督。セルジオ・ステバレッティは、1953年3月15日ローマ生まれ。ダリオ・アルジェントの「インフェルノ」などで有名なメイク・アーティストのアンジェロ・マッティ、モウリツィオ・ガローネ、コルドーリ兄弟の元で特殊メイクを学び、「デモンズ」で独立。ランベルト・バーバ、ダリオ・アルジェント、ミケーレ・ソアビ監督作品で第2班監督を務めている。特殊効果マンとしての作品に「フェノミナ」「オペラ座/血の喝采」「呪いの迷宮/ラビリンス・イン・ザ・ダーク(日本ではビデオ公開)」「アクエリアス」「バロン」「スタンダール・シンドローム」「デモンズ95」などがある。 |
1940年06月24日イタリア、ローマ生まれ。歓びの毒牙の撮影監督。ベルナルド・ベルトルッチ監督とのコンビによる「暗殺のオペラ」 (69)、「暗殺の森」 (70)、「ラストタンゴ・イン・パリ」 (72)、「1900年」 (76) 、「ルナ」(79)、「ラストエンペラー(アカデミー撮影賞受賞、NY批評家協会撮影賞受賞)」(87) 、「シェルタリング・スカイ(NY批評家協会撮影賞受賞)」(90)、「リトル・ブッダ」 (93)では比類なき映像美を創出した。フランシス・コッポラ監督の「地獄の黙示録(アカデミー撮影賞受賞)」 (79)、「ワン・フロム・ザ・ハート 」(82)、「タッカー 」(88) 。ウォーレン・ベイティ監督の「レッズ (アカデミー撮影賞受賞、LA批評家協会撮影賞受賞)」(81)、「ブルワース」 (98) などがある。 |
ルチアーノ・トヴォリ Luciano Tovoli |
サスペリア、シャドーの撮影監督。その他の作品に、さすらいの二人 (74) タタール人の砂漠 <未>(76) バイバイ・モンキー/コーネリアスの夢 (77) 修道女の悶え <未>(77) 愛の謝肉祭 <未>(82) 僕のビアンカ (84) 3人の逃亡者/銀行ギャングは天使を連れて <未>(86) ウエディングベル/Mr.レディMr.マダム3 (86) ダイアン・レイン/愛にふるえて (87) ファンタスティック・ロマンス <未>(88) スプレンドール (89) 運命の逆転 (90) ルームメイト (92) ゆかいな天使(ペット)/トラブるモンキー (93) 死の接吻 (95) 判決前夜/ビフォア・アンド・アフター (95) ジャガー (96) 絶体×絶命 (98) Titus (99)など。 BAR(バール)に灯ともる頃 (89) ではベネチア映画祭で OCIC賞を受賞した。 |
ロニー・テイラー Ronnie Taylor |
オペラ座/血の喝采、オペラ座の怪人、スリープレスの撮影監督。アルジェントが手掛けたフィアットのCMでも撮影を担当した。「ガンジー」(83)でアカデミー賞を受賞。ブライアン・デ・パルマ監督の「ファントム・オブ・パラダイス」(74)、ジョン・アービング監督の「チャンピオン」(83)、リチャード・アッテンボロー監督の「コーラス・ライン」(85)などのほか、「遠い夜明け」(87)、「シー・オブ・ラブ」(87)などがある。 |
ベルナルディーノ・ザッポーニ Bernardino Zapponi |
サスペリア2の脚本を手掛ける。他の脚本作品に、世にも怪奇な物語 (67) サテリコン (69) フェリーニの道化師 (70) 結婚宣言 (70) フェリーニのローマ (72) コリンヌ・クレリー/濡れたダイヤ <未>(76) 女の都 (80) 女トラッカー/甘い爆走 (87) ふたりの女 (89)など。カサノバ (76) で76年 アカデミー脚色賞にノミネートされた。 |