投稿者 中川圭一 日時 1998 年 2 月 28 日 03:22:34:
矢澤さん、みなさんこんばんわ。
腰が直らず、LDを取りに行くこともできず生殺しのような日々を送っている私でありますが、今日最後の手段としてツタヤでビデオを借りてきました。
ちなみに今日発売なのに‘新譜‘のコーナーになく、しかもいきなり‘7泊8日OK‘でした。(嬉しいような悲しいような・・・)
「サスペリア」も再販版が置いてあり、これで私が以前提唱していた‘ツタヤにサスペリア1&2を!‘が実現したことになり、‘もしかしてアルジェント・ブームが来るかも・・・‘と、一人にやにやしてます。
ところで今回の完全版ですが、とりあえず1回見終わった現時点での感想を書かしてもらいます。
まずイタリア版のビデオを持ってましたので、追加シーンは分かってたのですが、翻訳付きということで様々な事実が判明しました。
まずマークとジャンナが肉体関係があったことや、二人が犯人から逃れるために、レバノンに行こうとしていたことなどですね。
あと‘私、今恋人いないの・・・‘なんて言うジャンナがとてもかわいく思えました。
それから画面がきれいですね。ビデオでもかなりのものだったのでLDだったらもう文句無しですね。
そして画面が明るい! 前にも書きましたが、前ビデオは画面が暗くて細かいところが見えにくいです。(特にうちのボロTVでは)
ところが完全版は鏡に映る顔から、カルロの前を通りすぎる犯人から、もう気持ちいいくらいかなりはっきりと見えます。
ところでアマンダのダイイング・メッセージが「ITWA」から「ESTAT」に変えられてましたね。
たしかスペイン語では‘ESTA‘は‘IT‘のような指示代名詞だったような気がします。(イタリア語はわかりません)
あと何故かオープニングタイトルのバックがブルーになってましたね。(イタリア版ではブラックなのに)
とりあえず1回見終えた感想としましては、2時間7分という時間(ホラー映画にしては「タイタニック」級の長さ?)まったく飽きることなく見ることができました。
ただマークとジャンナの人間関係や、作品自体の深みはかなり出ていると思うのですが、如何せん‘恐怖‘という点ではあまり恐くなかったです。
画面が明るいのがその原因だとは思うのですが、細かいところがクリアになる利点の反面、作品の持つ不気味さやおどろおどろしさが無くなってしまったような・・・
またストーリーも前の方がテンポがあっていいように思います。
(やっぱりオープニングはヘルガの講演会のほうがいい!)
‘映画‘という視点で見ると「完全版」‘恐怖‘という点で見ると「日本公開版」というところでしょうか。
まず日本公開版を見て恐怖の世界に浸り、それから完全版を見て作品の奥の深さを味わう。
これがこの作品の正しい鑑賞法ではないでしょうか。
ということでまた明日2回目見ます。
PS,,,吹き替え版ビデオは・・・
出ないでしょうね。