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出演 :ティム・ロス ／プルート・テイラー・ヴィンス ／メラニー・ティエリー／ ビル・ナン ／ピーター・ヴォーン／クラレンス・ウィリアムズ三世／ガブリエレ・ラビア
アメリカ=イタリア合作／カラー／2時間5分／ドルビーデジタル／2時間5分　1999/12/18日本公開
日本語字幕:戸田奈津子
配給:アスミック・エース　エンタテインメント／日本ビクター


　大西洋上の豪華客船ヴァージニアン号で見つかった捨て子はナインティーン・ハンドレッド(1900)と名づけられた。船を下りることなく成長した彼は、88のピアノの鍵盤の上で信じがたい才能を発揮、やさしく力強い、その音色は人々を感動の渦に巻き込んでいった。そしてその噂は海を渡り陸地にまで広がっていくのだった。即興の音楽を通し人々と出会う中、彼は「陸地から見える海はどんなだろう」と思いを巡らす。そんな時、舷窓越しに美しい少女を見る。その瞬間、彼はやさしいメロディを弾き、かつてないほど感動的な音楽を奏でた。その少女の姿を船中探し回り、やっと三等船室で見つけるが、ごった返す群衆の渦に引き離され、彼女は消えていってしまう。しかし、想いを断ち切れないナインティーン・ハンドレッドは、これまで一度も下りる事のなかった船のタラップに、その足を掛けるのだった．．．。

監督・脚本は『ニュー・シネマ・パラダイス』、『みんな元気』そして『明日を夢見て』のジュゼッペ・トルナトーレ。原作はアレッサンドロ・バリッコ 。伝説のピアニストを演じるのは、『パルプ・フィクション』『フォー・ルームス』のティム・ロス。ピアニストの親友でトランペッターのマックスには、『エンド・オブ・バイオレンス』『ノーバディーズ・フール』のエミー賞受賞の実力派プルート・テイラー・ヴィンス。さらに本作の“ミューズ”である船上の少女には、400 人以上のオーディションから選ばれたメラニー・ティエリー。フランス人ファッション・モデルで、今回が映画デビューとなる。そして音楽は巨匠エンニオ・モリコーネ。「すべてはエンニオと音楽を作る事から始まった」と言う様に、脚本を書く前に音楽を書き上げ、極上のスコアを完成させた。撮影はアカデミー受賞作『メフィスト』を担当したロシア人のラヨシュ・コルタイ。ゴージャスな衣装の数々はフェリーニの『そして船は行く』のマウリツィオ・ミレノッティ。豪華客船“ヴァージニアン号”は全長154 メートルのポーランド製の元貨物船を大幅に改造、この実物の貨物船とイタリアのスタジオ・チネチッタに創られた巨大なセットにより雄大な時代の流れが再現された。 主題歌は「ロスト・ボーイズ・コーリング」。 ヴォーカルはロジャー・ウォーターズ／ギター:エドワード・ヴァン・ヘイレン。

監督：パトリック・ティムシット
出演：パトリック・ティムシット、メラニー・ティエリー、リシャール・ベリ、ヴァンサン・エルバズ
１時間40分　 第７回フランス映画祭横浜　99にて上映

気の優しい教会の鐘つきのカジモドが、女性ばかりを狙った連続殺人事件の容疑者となる。名誉挽回とばかりにカジモドは犯人捜査に乗り出す。『ノートルダムの鐘』を飛躍させたコメディ。『ペダル・ドゥース』の俳優ティムシットが初監督した。撮影は『パパラッチ』のヴィンツェンツォ・マラーノ、デジタル特殊効果は『ドーベルマン』のマク・ガフ・リーニュ。

メラニーは第２次世界大戦初頭の若いユダヤ人女性ピアニストを演じる。