「わたしは目撃者」


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投稿者 小林貴政 日時 1998 年 3 月 30 日 14:59:35:

矢澤さん、皆さん、こんにちは。
この場所でのユーベさん(KARKさん)と中川さんの議論を見て、遅いですけど「わたしは目撃者」観ました。とてもよかったです。
思った事を少し。
特に印象に残ったのは、床屋のシーンと圧巻のラストシーンでした。
床屋のシーンなんかゾクゾクする程でした。多分床屋に行った事のある人だったら感じであろう、あのひげ剃りの時の恐怖。
よく考えるとあれは、非常にあやうい事だと思います。頭を押さえつけられカミソリでスーっとやられる。言葉だけ読んだら殺人シーンと同じですね。
映画のようにカミソリをヒラヒラさせる床屋はいないと思いますけど、「本当に大丈夫??」というような床屋を僕は知ってます。(もちろん一回だけ)
ああゆう誰もが感じるであろう不安や恐怖を描くのはアルジェント監督だけではないだろうか?と思いました。
ラストシーンのワイヤーをつたって落ちてゆくところも、良いですね。皆さんは経験ありませんか?洋服なんかのほつれ糸を、すぐ切れるだろうと思って引っ張ったら、切れないで手にやけどした経験。
僕はあのシーンを観てあの時の痛みを思い出してしまいました。観てる側の古傷をひっかくというと、おおげさになりますが、僕はアルジェント監督の映画を観るといつもその事を感じます。皆さんは感じませんか?
「フェノミナ」の、ジェニファーが犯人の手袋を拾うシーンもそうです。
茂みに手をのばすシーンです。あれも虫がいるか?とげがあるか?得体の知れない物にさわるんじゃないか?という、その昔自分が抱いていた不安や恐怖を思いださずにはいられませんでした。
まあそれが快感なわけですけども・・。
長々とすいません。こんやは「オペラ座」を観ます。楽しみで楽しみで。



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