Re: 見えるものと見えないもの:アルジェントの映像の世界


[ フォローアップ ] [ フォローアップを投稿 ] [ 青いアイリスの向こうの部屋 ] [ FAQ ]

投稿者 たにやん 日時 1998 年 4 月 29 日 00:33:11:

回答先: 見えるものと見えないもの:アルジェントの映像の世界 投稿者 矢澤利弘 日時 1998 年 4 月 28 日 00:17:57:

まだ、読み始めで全くといっていいほど身になってないので、あまり大きなことを書けないですけど、
コリン・ウィルソンの「精神寄生体」という小説のやたら長い序文に、ラブクラフトとポーの
違いを「死を描くか、恐怖を描くか」と言うことで定義づけしていました。
そして、「恐怖」を自分の中にある恐怖のイメージとして位置付けていました。
つまりはポーは「死」という事象を匂わせる事で恐怖に通じさせるのですが、
ラブクラフトは「恐怖」という抽象的なものをダイレクトに表現しようとするのです。
その抽象的な「恐怖」への挑戦的態度をアルジェントの作品から感じます。

こうして、「見えないもの」を描いていることで、彼の作品は大量に生産される
ハリウッドB級映画とは違うものになるのでしょうね。


フォローアップ:



フォローアップを投稿

氏名:
E メール:

件名:

コメント:

リンクの URL (任意):
リンクの題名:
画像の URL (任意):


[ フォローアップ ] [ フォローアップを投稿 ] [ 青いアイリスの向こうの部屋 ] [ FAQ ]