Re: サスペリア2の謎(メモ)


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投稿者 ホラー狂日記 日時 1998 年 3 月 09 日 00:45:59:

回答先: サスペリア2の謎 Part2 投稿者 ユーベ 日時 1998 年 3 月 08 日 12:53:14:

矢澤さん、みなさん、チャットでども〜。

以下、うちの日記からの転載になりますが。

 矢澤さん主催の「『サスペリア2<完全版>』見ながらチャット」に参加した。 パソコンとLDのモニター(ようするにテレビ)を交互に見ながら、キーをたたくのは、 たいへんだったが楽しい企画だった。
 見ている最中いろいろ意見や疑問が出てきたが、


・カルロはいつ母親の犯行に気付いたか。
・ジャンナを刺したのは誰か。
・なぜ、人形や「子供の歌」にこだわるのか。


などで、以下に個人的解釈。(ネタばれ、ありますので注意)

 もともと、事件の発端は20年くらい前、カルロが小学生(たぶん1、2年くらい)のころにさかのぼる。 カルロの母親の精神障害がひどくなってきたため父親が入院させようとしたら、 逆上した母親が父親を刺し殺してしまった・・・これが、全ての発端となるが。 そばにいたカルロは殺害現場で父親の惨殺体を見て、さらに血塗られたナイフを手にしたことから、 激しいショックを受ける・・・・【母親は多重人格かあるいわ心神喪失状態で殺人を犯したため、その記憶がない。 血塗られたナイフを手にしているカルロを見て、母親はカルロが殺したと思いこむ。母親の態度から、 カルロもまた、父親殺害は自分の仕業だと記憶が刷り込まれてしまった】

 そして現在。最初の殺人が起こるが、現場のそばになぜかカルロがいる・・・【たぶんカルロは、 母親から透視能力者ヘルガが殺人事件に気付いた・・と聞かされたはず。(むろんカルロは自分が父親殺しと思っている)  で、母親の挙動からヘルガ殺害計画に気付くものの、(それは自分を守ってくれるためなので)止めることが出来ず、 後をつけたのだろう】

 ここで、偶然マークに会ってしまうが「女の悲鳴」にわざとおどけたりして、マークの注意をそらそうとしたりする。

 ジャンナを刺したのは誰か・・・【多分、母親だろう。母親はマークの行動を追っていて、 さらにカルロは母親のあとをつけている。カルロが再三、マークに事件から手を引かそうとしていたのは・・・ ・母親をかばうためであり、友人を守るためでもあった。 カルロは母親への愛情とマークへの友情の板挟みでジレンマに陥っていた。(自分が父親殺しだと思っているから、 なかなか本当のことが言えなかったのだ)  カルロはマークを撃とうとするが、追いつめられ死んでしまう。 母親はこのとき、カルロが自分をつけていたことに気付く。母親はカルロとマークのやり取りを陰から見ていたはずだ】

 そして、息子の死を目撃した母親はマーク殺害に向かう・・・【この時点では母親に事件の記憶が蘇っていて、 自分が夫を殺したことを自覚している。】

 母親の内にある、もう一つの人格は(少年時代の)カルロだろう。人形や「子供の歌」にみえる、遊戯性はそのせいだ。 母親は一連の殺人を認識していないのか?  たぶん「母親の人格」は(少年の)カルロが殺人をくり返していると思っていたかも知れない。 母親がマークを「技師」と言い、ピアニストと記憶出来ないのは、記憶障害を起こしやすいことを示していると思う。 つまり、(少年の)カルロ=母親の別人各、が父親殺しを知られないため殺人を行い。 カルロはその行為を自分を守るためだと思いこんでいたのだ。カルロと母親は共犯(一般的な意味での)ではないと思う。


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